現在の岸田政権では「貯蓄から投資へ」と言われており、いままであまり投資のことを考えたこともない人も「投資やってみようかなあ」と考え始めている人も多いと思います。かくいう私もその一人でして…
そこで今回は私が投資をはじめたきっかけである米国株高配当株ETFについて紹介していきたいと思います!
米国株ってよくわからないなー、ETFってみんな同じようなものなんじゃないの?っていう疑問のある方はぜひともみていってください!
この記事の結論です!
- ・株価の値上がりと高い配当利回りが魅力なVYM!
- ・企業の安定性を重視し、安定的な配当金を受け取れるHDV!
- ・高い利回りを最優先にするSPYD!
この記事を読んでいただければ、米国高配当株ETFにはどんなものがあるのかがわかり、自分に合った米国高配当株ETFを選ぶことができるようになると思います!また最近はやりのFIREやサイドFIREなどを目指すための第1歩になるのではないでしょうか!
米国高配当株ETFについて
高配当ETFとは、名前が示す通り、高配当な株式に投資するためのETFです。
ETFとは「Exchange Traded Funds」
→複数の株式をひとまとめにして運用される商品のことを呼びます。
投資信託との違いですが投資信託は1日に1回値段が決まりますが、ETFは通常の株式と同じようにリアルタイムで1口ごとに売買が可能です。
この高配当ETFを購入し保有することで年に何回かの配当金を受け取ることができます。(3月、6月、9月、12月の4回受け取れるもの、1ヵ月に1回の配当金を受け取れるものがあります)
投資を始めたい人で一番怖いのはリスクがあることだと思います。一気に投資したお金がなくなったらどうしようと考え、なかなか投資を始めることができない人も多いと思います。
そこで高配当ETFです。一般的にリスクを抑えるための「分散投資」が主流になっていますが、分散投資のために複数の銘柄に投資しなければなりません。
しかし投資の初心者がいくつもの銘柄に投資をするのはなかなか難しいです。高配当ETFを購入し保有するだけで50銘柄以上の高配当株を保有することができ、「分散投資」をすることができるのです。
おすすめ米国高配当株ETFの紹介
まずは、ETFの人気保有銘柄を見ていただきましょう。
(SBI証券 これぞ王道!人気保有銘柄ランキング参照)
こちらはSBI証券のランキングなんですが、保有銘柄のランキングでも高配当株ETFが入っている(2位 SPYD、4位 VYM)ことから、株式全体的にみても人気だということがわかりますね!
さて、ここからは私がおすすめする米国高配当株ETFを紹介していきたいと思います!
米国高配当株ETF 1つ目 VYM
VYM 「バンガード・米国高配当株式ETF」(Vanguard High Dividend Yield ETF)
VYMは米国のバンガード社の運用する高配当利回りのETFです。
株価の値上がりの恩恵を受けつつ、配当利回りも受けたい人におすすめな高配当ETFとなります。
VYMの特徴としては、
- ・そこそこの分配金利回り! 3.07%(2022年9月現在)
- ・分配金回数は年4回!
- ・構成銘柄数が約400社!
- ・値上がり益も狙える!
の4点があげられます。
・そこそこの分配金利回り!3.07%
ほかの高配当株ETFと比べても遜色ない分配金利回りをVYMは誇っています。(SPYD3.92%、HDV 3.14%)
また、VYMは11年間連続で配当金が上昇し続けています!アメリカ経済が下落傾向にある今、配当金は減少するかもしれませんが、長期的に見れば配当金は増加していくことが期待できます。
・分配金は年4回!
VYMの分配金は年4回配当となっています。(3月、6月、9月、12月)
年に4回の配当金を受け取れる時期が来ると、わくわくしちゃいますよね!
・構成銘柄数が約400社!
VYMの大きな特徴として、約400銘柄で構成されているため、「分散投資」ができており、一つの銘柄を保有するよりも、投資におけるリスクを軽減することができます。ただし、数多くの銘柄に分散投資しているため、ほかの高配当株ETFと比べると中途半端な成績という感じです。
米国高配当株ETF 2つ目 HDV
HDV iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(iShares Core High Dividend ETF)
HDVはブラックロック社が運用する高配当利回りのETFです。
特徴として、財務健全性の高い米国企業に投資することで、リスクを分散した投資を目指すことができます。(iシェアーズとは、投資会社のブラックロック社の運営するETFシリーズのことです)
HDVの特徴としては
- ・VYMより高い分配金利回り!3.14%(2022年9月現在)
- ・分配金回数は年4回!
- ・構成銘柄数が約75社!
- ・ディフェンシブ銘柄が多く、安定した利回り!
・VYMより高い分配金利回り!3.14%
VYMと比べると組入銘柄数が少ないことから、VYMよりも高い配当利回りとなっています。また、ETFの組入銘柄にディフェンシブな銘柄が多いため、配当利回りも比較的安定して出せています。
・分配金回数は年4回!
VYMと同じく、HDVの分配金は年4回配当となっています。(3月、6月、9月、12月)
・構成銘柄数が約75社!
ETFを構成する銘柄数が約75社あり、このETFを購入し保有するだけで分散投資ができるようになります。また、分散投資でも分散すればするほど利回りが平均化され、低くなってしまうため、HDVはVYMよりも高い配当利回りとなっています。
・ディフェンシブ銘柄が多く、安定した利回り!
HDVは金融セクターや生活必需品、ヘルスケアセクターなどディフェンシブなセクターの銘柄を多く取り入れているため、比較的ディフェンシブな銘柄構成であると言えます。
ただ、その影響で値動きは比較的穏やかになりやすく、インデックスETFやVYMのように株価上昇の恩恵を受けづらくなっています。
米国高配当株ETF 3つ目 SPYD
SPYD SPDRポートフォリオS&P500 高配当ETF(SPDR Portfolio S&P500 High Dividend ETF)
SPYDは、VYM、HDVと比べてもっとも高利回りで、ハイリスク・ハイリターンなETFです。特徴としてリスクを負ってでも、高い利回りを実現するという考え方で運用されています。
SPYDの特徴としては
- ・高い配当利回り!3.92%
- ・分配金回数は年4回!
- ・構成銘柄は約80銘柄!
- ・配当利回りが高い!
・高い配当利回り!3.92%
SPYDは利回りの高い銘柄及びREIT(不動産関係の銘柄です)を組み入れており、VYMやHDVと比べて配当利回りは高くなっています。
・分配金回数は年4回!
VYMやHDVと同じく分配金は3、6、9、12月の計4回となっています。
・構成銘柄は約80銘柄!
SPYDは約80銘柄を組み入れており、分散投資はほかの高配当株ETFのようできています。また銘柄は金融系や不動産などが多く組み入れられており、そこに比較的利回りの高いエネルギーや公益などが含まれています。
・配当利回りが高い!
配当利回りはここ数年を見ると4~5%を推移しており、かなり高い配当利回りだと言えます。ただし、SPYDは高利回りを実現するため、組入銘柄の価格が上がると組入銘柄からは除外されるため、株価が上昇しづらいという特徴があります。
まとめ
この記事のまとめです。
1 配当金も欲しいし株価の上昇の恩恵も受けたい!
→VYM
2 配当金は欲しいけど、あまりリスクをかけたくない!
→HDV
3 リスクをおそれず高い配当金が欲しい!
→SPYD
いかがだったでしょうか。最近は、アメリカのインフレによる金融政策の引き締めにより株価が下落傾向にあります。しかしそのようなときこそ、高配当株ETFの分配金が力を発揮するのではないでしょうか。
本業で忙しい人でも、高配当株ETFは買ってもっているだけでいいのでかなりおすすめな投資だと思います!
今回紹介させていただいた高配当株ETF3つはすべて50以上の銘柄に分散投資しているため、どれもリスクはかなりおさえられているのでおすすめです!投資を始めようか迷っている方はぜひ!
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