どうもこんにちはぽてるです。
今回は、日本の高配当株のおすすめ3選を紹介させていただきます。
私の投資戦略は、米国高配当ETF(主にVYM、JEPI)をコアにおきつつ、日本高配当株をサテライト的に運用していくというものになっています。(現在も試行錯誤中)
日本高配当株は、日本の大企業と呼ばれる有名企業の株価が、ここ1年くらいの平均値より下回ったものを購入していくスタイルをとっております。理由としては、有名企業の株価は成長性というところではもう成熟していますので右肩上がりとはなりませんが、下落したとしても平均値付近までしっかり戻ってくることが多いからです。
そのような中で、私が今購入を検討している日本高配当株について紹介させていただきたいと思います。
1 INPEX(1605) エネルギーセクター
基本情報
INPEXは、石油・天然ガスの探鉱・開発事業を手掛ける企業です。
経営の基本方針としては、今後も増加すると予測される日本及び世界のエネルギー需要を満たしつつ、2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けたエネルギー構造の変革に取り組んでいくというものですね。
また、石油・天然ガスがINPEXの基盤事業なんですが、そのほかにもCO2低減・水素事業・再生可能エネルギーの強化など環境に配慮した事業も展開しているようです。
続いて、INPEXの基本情報と株価です。
価格 | 配当利回り | PER | PBR |
1344円 ※3/28 | 4.76% | 6.5倍 | 0.46倍 |
株価については、2022年6月付近に1800円付近まで上昇したあと、下落して1350~1600円付近を往復してますね。2022年は国際原油価格の高騰や為替相場の影響もあり業績もよかったため、6月までは株価は右肩上がりですね。
しかしその後、原油価格の下落、円安の一服などの影響もあり現在は1350円付近まで株価は下落していますね。INPEXのようなエネルギー企業の業績に大きな影響を与えているのは原油価格と為替相場なんですが、少しずつ落着きを取り戻しているようです。
配当利回りは、4.76%。高配当株でもなかなか高い部類だと思います。また2022年度から2024年度の中期経営計画期間中は、総還元性向40%以上を目途とし、1株あたりの年間配当金の下限を30円に設定するなど、安定的な配当を基本とするという方針もINPEXは出しています。
これって、高配当狙いの人からするとかなりうれしいですよね。どれだけ減益しても配当金を30円以下にはしませんよといINPEXの強い意志を感じますね。ただ同時に、これからかなり減益するので頼むから資金引きあげないでねという、INPEXの弱腰の姿勢なのか・・・。どちらにせよ今年は昨年と比べて減益が予想されていますのでそこには注意が必要です。
2 JT 日本たばこ産業(2914) セクター:食品
基本情報
JTは、日本でたばこ製造を独占している企業で国内だけではなく、海外でもたばこを販売しています。また最近では加熱式たばこにも注力しています。私も投資を始めるまで知らなかったんですが、医薬品や加工食品などの事業も行っています。
続いて、JTの基本情報と株価です。
価格 | 配当利回り | PER | PBR |
2844円 ※3/31 | 6.71% | 11.3倍 | 1.40倍 |
株価については、2020年に底値をつけた後、3年ほどかけて株価が右肩上がりになっていますね。また、2022年度の売上収益や当期利益が過去最高益になっており株価は2900近辺になっています。2020年にJTの株を購入した人は、かなりの利益を得たはずですよね!
また、JTの素晴らしいところはなんといってもその配当利回り!なんと6%超えを記録しております。1株当たりの年間配当金を見てみると、2022年で188円となっております。株主還元がすごいですよね。
JTは国内のたばこ産業を独占していますのでこのような配当利回りをたたきだせるんですね。国内だけではなく海外でもたばこを販売しており、フィリピンやロシア、新興諸国など幅広く販路を広げています。
2022年度の高利益の理由としては、為替の影響が大きいようです。大幅な円安効果により、自社たばこ・医薬事業が増収増益したため、過去最高益につながりました。加工食品事業では、増収はしたものの減益だったようです。
2023年度の業績見込みとしては、医薬事業では増収を見込むものの、円高によるネガティブな為替影響を予想しており減益が見込まれています。
このような予想の中で私はJTの株をもう少し株価が下落した時に購入予定です!
理由としては、2022年度に過去最高益を達成し株価が2900円付近まで上昇していますので、ここら辺でいったん調整がはいると予想しているからです。
2023年度は円高によるネガティブな影響もあるでしょうから、いったん株価が天井をつけたあとに下落し反発したところで購入しようかなと考えています。
私の投資方針として、過熱しすぎた株には投資をしないよう注意しているところがありますので、これだけJTの株価が上がっていると購入したくなるのですが、我慢しています・・・。
投資を我慢し休めることが個人投資家の特権でもありますので、チャンスがくるまでじっと待ちたいと思います。
3 三菱HCキャピタル(8593)
基本情報
三菱HCキャピタルは、三菱グループの中核にあるリース企業です。
リース企業とは?
企業に対して機械や設備などを長期間に渡り貸し出す企業。その貸し出した際の金利等で資金を得ている。
三菱HCキャピタルは、日立キャピタルとの統合により誕生した企業であり、リース最大手であるオリックスに次ぐ業界2番目と言われています。
三菱HCキャピタルの強みは、情報機器であり積極的に海外へ進出しているようです。
価格 | 配当利回り | PER | PBR |
685円 ※3/31 | 4.53% | 8.9倍 | 0.64倍 |
株価は、2022年頃に底をつけたあと、2023年に710円ほどまで上昇していますね。一株の値段が非常に安いため、投資を始めたばかりの方でも非常に買いやすい値段だともいえる株ですね。
710円まで上昇した後に680円程度まで下落しているのですが、この下落は業績が悪かったという理由ではなく、アメリカのシグネチャーバンクの破綻が影響して下落したんですね。アメリカの銀行の破綻としては史上3番目の規模を持つと言われるシグネチャーバンク経営破綻の影響を受け、銀行株全体が下落しました。
アメリカのインフレを抑えるための利上げにより、このように破綻する銀行が出てきたんですがアメリカ政府はそのような銀行に預金していた人の預金保護の声明を出しました。
また、今回の金利上昇に耐えられず破綻した銀行は、もともとベンチャー企業への投資の比率の高さなどが懸念されていたため、その懸念が利上げにより現実化したものだとも言われています。
そのような中で銀行の破綻が続くのではないか、またリーマンショック級の不況が世界を襲うのではないかという不安から銀行株が下落しました。しかし、アメリカ政府が預金保護の声明を出し、今回はリーマンショックとは違うと投資家が感じ始めたため、現在のところ株価の下落が止まり、反発する兆しを見せています。
三菱HCキャピタルの業績は、2021年~2022年にかけて増収増益を続けており、2023年度も増益予想となっています。
また、2023年も配当金の増配を予定しており、実際に増配が実施されれば24年連続増配ということになります。
2022年は1株当たりの配当金が28円だったんですが、2023年は3円増配の31円の配当金が予定されています。
24年連続増配ってすごいですよね!24年間で配当金は約38倍に増加しています。増配の力おそるべし・・・。
このように、長年連続増配を続けている企業に投資をすることで長期的にみて大きく資産を増やすことができると私は考えています。
もちろん、株価が急に上昇した場合なんかは売却したほうが得になることもあると思いますが、保有しているだけで資産が増えていく増配株の魅力はすごいですよね。
私は、実際に690円ほどまで下落した際に少し株を購入しました。今後、どのような値動きになるかはわかりませんが、期待しながら株価の推移を見守っていきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は私が今後購入を検討している高配当株を3つ紹介させていただきました。
また、円安で少々米国株ETFも買いにくい状況になっていますので、こんな時こそ日本株に目を向けてみよう!ということで今回の記事を書きました。
今後、アメリカの金利上昇がいつまで続くのかも、これ以上の暴落に巻き込まれる可能性もありますので自分のリスク許容度の範囲内で投資を進めていこうと思います。
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